アダマンド並木では、放電加工技術、マシニング加工技術を組み合わせ、金型部品を始めとした各種超精密加工部品に対応します。
また、ランニングコストの削減と高寿命化を目的に、焼結ダイヤ、超硬、セラミックス等各種特殊材料への置換えへの相談もお受けします。
当社では、コア技術である「切る、磨く、削る」を先端技術と融合して精密加工技術を極めてきました。
1960年代、放電加工機は高価だったため、金型製作にしか使用されていませんでしたが、
放電加工機を超硬腕時計の加工用に導入して量産加工を実現させたことが当時業界内で大きな話題となりました。
その後も先端技術と加工技術を融合して、超精密製品向けに超精密加工を行っています。
放電加工とは
雷が地上に落ちると、木が倒れたり焼け焦げたりします。
これは、雷と地上の間に瞬発的に電流が流れるからで、
これを放電といいます。この放電は、短時間に消費されるエネルギーがきわめて大きく、
この現象を利用すると、工作物表面を局部的に溶解して蒸発させることができます。
さらに高圧力が発生して、溶解した部分を飛散させ、工作物表面にくぼみを生じさせます。
このくぼみを連続的に発生させることで、工作物を加工することができるのです。
放電加工やワイヤー放電加工は、硬い材料の焼入れ綱、超硬合金、導電性セラミックス、ダイヤモンド焼結体などの加工に適用でき、
しかも複雑な形状や細穴、スリットなどの加工ができます。
マシニング加工とは
金属加工を行う際には、必ず切削加工が必要になります。
従来は、手動にて工具を交換して加工を行っていましたが、
現在ではマシニングセンタによる自動切削加工がものつくりの現場で広く用いられいます。
マシニング加工とは、マシニングセンタによる自動切削加工のことで
コンピューター制御により工具を自動で交換し、自動で加工を行います。
また、自動加工する際の工具が移動するXYZなどの座標位置の値や工具が移動する速度などは指定したNCデータと呼ばれる数値データによって制御されます。
この数値データは工作機械に直接入力することもできますが、加工方法や形状が複雑な場合に手入力では時間がかかります。
そこで3次元CAMを使用してPC上でこの数値データを作製して、工作機械にその数値データを転送します。
アダマンド並木では、3軸のリニアモーター駆動装置を使用しているので、3次元CAMで製作した数値通りに高精度の切削加工を行う事が可能です。
当社の主な保有加工機
・精密ワイヤカット放電加工機
・NC放電加工機
・リニアモータ駆動精密マシニングセンタ & 3D CAM
加工事例
超精密ワイヤーカット放電加工
超硬などの導電性材料のテーパー加工や、4面加工に適している。
ワイヤー電極径Φ0.02~Φ0.1の加工が可能です。


ワイヤー電極径Φ0.02を使用して
R=0.01の加工を実現。
NC放電加工
超硬へのΦ40um穴加工が可能。(アスペクト比 10 )
導電性材料も同等加工が可能です。


リニアモータ駆動精密マシニングセンタ&3D CAM












金型




材質:POM