針のはなし6:4チャンネルレコードの登場とシバタ針

前回のステレオレコードと楕円針のはなしに続き、更に進化したレコードに合わせ、シバタ針が生まれます。

2chステレオレコードから4chステレオレコードへ

人間の夢はどんどんふくらんでいきます。2chステレオレコードから4chステレオレコードへ。
ステレオレコードの実用化以降、さらに音場まで含めた高忠実度再生をめざした研究が続けられました。そして、4chレコードが登場します。1本の溝に4つの信号が入れられていて、デコーダー(復調器)で変換して聞くものでした。かつてない音場を体験しましたが、各社まちまちの方式が統一化されず、取扱いが難しいという欠点がありました。

QuadraDisk.jpg
By Bob DuHamelOwn work;, CC BY-SA 4.0, Link

4chレコードの偉大な遺産“シバタ針”

図のようなチップの形状になり、音溝に線接触(ラインコンタクト)するように考えられています。さらに音溝との接触面積は拡大。接触面積は大きくても線接触のため摩擦係数が軽減され、最小振幅まで引き出せます。非常に広帯域までひずみも少なくトレースし、また、針の寿命とともにレコードの寿命も長くなるわけです。


シバタ針を含むレコード針のご説明はこちらのアダマンド並木精密のレコード針のページでもしております。

タイトルとURLをコピーしました